銀行頭取「(地元経済が)好調だと言われているが
弊社自体は警戒心を持っている」
銀行の決算報告会の冒頭での
頭取の発言でした。
ココ(おおおおお!!!(驚き))
ココ(地元経済はかなり好調だと思っていたよ?!
根拠としてるのは何だろう?
警戒って何に??)
すごく短い説明会だった
のでメモを取りつつ理解
しなければならず、
鈍いココの頭も
メモを取る
手もフル回転でした。
頭取「警戒心を持っている」
と言いつつ
新たに
頭取「富裕層向けの設備をオープンさせる」
一見矛盾しているような今後の展望に
ココの頭はもはや大混乱です(笑)
その後懇親会があったため
飲み食いそっちのけで、
最後は喉が枯れるまで
行員の方々と話しました(笑)
担当始め支店長に質問していると、
支店長「調査部の人がいるので
直接聞いてみると良いですよ」
と市場調査をやっている部署の方を
紹介してくれました。
調査部のお偉い様
「警戒しているのは土地の高騰ですね。
バブル感が否めずかなり
土地価格が値上がっています」
ココ
「確かに支店長も表に出ている
不動産は価格が見合わな過ぎて
融資が出せないと
おっしゃっていました」
調査部のお偉い様
「あと増税後の景気です。
G20で消費税の延期がなければ
決定だと思います」
など
様々なお話しを聞く事が出来ました。
頭取ともお話しを
させて頂いて
頭取「私は臆病なので
先にリスク回避をしようと
思ってしまうんですよ」
とおっしゃっていました。
私の周りの経営者で
「臆病」と自分の事を話す
経営者は総じて皆さん
かなり先の事まで想定して
いち早く動いてる
凄腕経営者達です。
頭取が打ち出した
今後の展開を聞いていると
「臆病」というよりも
「攻めているな」という印象を
受けました。
「臆病」なくらい細部まで考え抜いて
次の一手を早めに打っていく
頭取「新しい事業を始めて
5年でやっと黒字になるものです」
と話しながら
来年5年目を迎える事業について
黒字転換する報告書を
発表されていました。
マイナス金利によって
地方銀行が苦しくなっている昨今
それよりも早く下地を作られていた事に
スピード感を感じました。
銀行の頭取にも色があって
ギッラギラしていて
前に前にという頭取もいらっしゃれば
A銀行さんのように
ウィスパーボイスで囁くように話す
腰の低い頭取もいらっしゃいます。
決算報告を聞いて
A銀行がどこをリスクと感じていて
その為に取っていく対策を
聞くことが出来ました。
人材の削減に伴う対策は
もちろんIT導入なのですが、
人の採用から始まり教育
さらに雇用形態まで
女性・高齢者活躍の時代に合わせて
大幅に変更していました。
国の方針の影響がここまで
具体的に取り込まれているなんて
会社員ではなくなり
8年にもなるので、
時代の変化に驚きしか
ありませんでした。
人材に関しても参考になりましたが、
一番驚いたのは
詳しくは書けないのですが、
倒産前に借り入れを返済してもらう
動きに出ていること。
さらっと話されていましたが
心底「ひやっ」としました。
数字やニュースで得る情報も
それぞれ大事なのですが
実際に今お金が
どう動いてるのかを
知っておく事もとても重要です。
さらに銀行というのは
私のような零細起業では
到底かけきれないような
お金をかけて市場調査の
専門部署で調査を行なっています。
その銀行がどういう考えで
今後利益を出していこうとしているのか、
対策を取っているのか
というのは
地元、いえ日本で
ビジネスを展開しようと
思っている時には
すごく参考になるので、
企画がある方や
やりたい事がある方は
これからの展望を話して
支店長に業界の景況感を
聞いてみるのも
一つの手です。
銀行が融資をしたい
業界がその時々で違います。
それは銀行によっても違います。
自分にあった銀行に
巡り合う事も
融資を達成する
要素の一つです。
銀行の決算報告会などでないと、
重役と直接話せる機会は
なかなかないので
とても良い貴重な
経験となりました。
お金がどこの業界で
動いているのかを
知る事で自分の業界が
今後どうなっていくのか
という事を想定して
ビジネスだけでなく
投資を考えていくのも
女性が自立して資産を築く為に
必要な事だと思います。
どんどん銀行と仲良くなって
良い情報と融資を
たくさんもらって下さい^ ^
きっと世界が変わります。
画像: 決算報告会のホテル会場