今の気持ちを綴らないと
吐き出さないと
どんどんやってくる
彼女との思い出や
後悔の念を上手に消化できそうになくて。
そして彼女の生きた証が
少しでも残って欲しいから
そのままを書き残しておきたい。
これは私から彼女への
ラブレター。
彼女は再発の癌だったけれども
いつも生き続ける事を
強く信じていた。
その強さや言葉に
私も
「きっと彼女なら回復する」
そう思って
疑わなかった。
だから彼女からのLINEで
「春になったら
会えるようになっていると思う」
という言葉も
「腫瘍マーカーが正常値になった」
という言葉も
ずっと前向きに捉えていた。
そしてここからは
私の後悔。
それを聞いて
「もう大丈夫」
と思った私は
人への気遣いをする
彼女の回復の邪魔にならないようにと
それまで頻回に体調の様子を
聞いていた連絡を
控えるようにしていた。
だからこそ
彼女が亡くなった事実に
すぐには気づけなかったし
まさかもう会えなくなるなんて
想像もしていなかった現実が
突然やってきた。
彼女がどんな
最期だったのか
私は知らない。
コロナでお見舞いが
禁止されてたりして
一人じゃなかったかな?
私が連絡を控えたことで
寂しさを感じたりしなかったかな?
と、その事が気がかりでしょうがない。
11月遠方に住む
彼女に会いに行った時も
放射線治療をしたばっかりで
体調がよくなかったので
会うことが出来なかった。
だから長い間
LINEだけで
彼女の表情や
実際の様子を私は見ていない。
(亡くなってから知ったのですが、
その時の
彼女は車椅子でもう歩けなくて
痩せていたそうです。)
そんな事も知らずに私は、
また会いに行こう
と、思っていたし
また会える
と、思っていた。
だから「また今度ね」
と、その時は言っていた。
それからも
元気になったら
あのお店にランチに行こう
一緒にまた旅行しよう
女子会を企画しよう
って想像しながら
過ごしていた。
大人になってからは
友達はなかなか出来ない
というけれど
本当にその通りで、
私が大人になり
経営者になり
何の縛りもない中で
出来た数少ない
同じ女性経営者、
同じ志を持った友達だった。
毎日ってほど
連絡を取り合ってた時期もあった。
彼女に嫉妬して
冷たくしてしまった事を
謝ったこともあった。
ビジネスの話しも
投資の話しも
恋話も
人生観も
たくさん話して
たくさん共感するところがあって
本当に大好きだった。
彼女の訃報を聞いてから
彼女と行った旅行で
大笑いしたあの笑顔を
何度も思い出す。
会いたい、辛い、悲しい。
そして悔しい。
皆さんの大事な人に
後悔しないように
連絡して下さい
なんてありきたりな事は
言えなくなりました。
きっとどんな
最期でも
大事な人を失うと
後悔するものなんだ
という事を
私は今回学んだからです。
人の命はとても尊い。
今でも一緒に
もう一回笑いたいと
願っています。
そして一緒に
どこかに
出かけたいと
願っています。
もう一度
会いたいと
願っています。
もう届かなくなってしまいました。
彼女は余命宣告される位の
癌ステージだったけど
いつも
びっくりする位
自分が「生きる」未来を
真っ直ぐ見ていた。
私も同じ未来を
見ていたと
思っていた。
だから正直とても悔しいです。
この世から
癌で亡くなる人がいなくなる日が来ることを
心から願っています。
彼女のご冥福をお祈り致します。
※写真は彼女と行った宮古島のホテル。
海に行きたいね。

